損益分岐点とは、利益が0円となる売上高、売上数量などをいいます。
損益は「売上高ー変動費ー固定費」で基本的には表現できますので、売上高が下がっても発生額が下がらない固定費(人件費、賃借料等)が多ければ損益分岐点は高くなると表現します。
損益分岐点が高くなるとは、売上が少しでも下がれば赤字になりやすいという意味です。
損益分岐点分析とは、現状の売上高と損益分岐点売上高比較し、赤字になる可能性を分析する手法です。
損益分岐点分析は広義にはCVP分析に含まれます。
(1)新規事業などを行うとき、市場規模とマーケットシェアとの関係からどのような変動費と固定費のパターンが望ましいかを決定できます。
市場規模が小さいならば固定費を少なくして、変動費を多くします。
つまり、外注を多く活用する。
そして、市場が育ってきたなら自前の設備を保有し、量産化を図っていく
企業の成長に応じて変動費 ⇒固定費とコスト構造を変えていくことが必要となるということです。
⇒損益分岐点と事業のライフサイクル