GAAP(Generally accepted accounting principles)
(1)GAAPとは
一般に公正妥当と認められた企業会計の基準
(2)企業会計原則
「企業会計の実務の中に慣習として発達したもののなかから、一般に公正妥当と認められたところ(GAAP)を要約したものであって、必ずしも法令によって強制されないでも、すべての企業がその会計を処理するに当たって従わなければならない基準である」
(1)会計基準の種類
・企業会計審議会が公表した会計基準
・企業会計基準委員会が公表する会計基準(2001年7月より)
(2)指針等
・企業会計基準委員会が公表する適用指針
・企業会計基準委員会が公表する実務対応報告
・日本公認会計士協会が公表する実務指針
財務会計基準機構のもとで、会計基準の開発、審議、国際的な会計基準の整備などを行う民間の機関(プライベートセクター)。
企業会計基準委員会の以前は企業会計審議会という公的な機関(パブリックセクター)が会計基準の開発等を行っていました。平成13年に設立されました。
企業会計基準委員会からは正規の手続き(デユープロセス)を経て会計基準が公表されます。具体的には会計基準が公表されるまでに論点整理や公開草案などを 段階的に公表し、様々な意見を聴取し、審議に反映させていくというものです。
企業会計基準委員会から公表された会計基準等には次のものがあります。
(1)企業会計基準
会計処理および開示の基本となるルール
(2)企業会計基準適用指針
基準の解釈や基準を実務に適用するときの指針
(3)実務対応報告
基準がない分野についての当面の取扱いや、緊急性のある分野についての実務上の取扱等
まず、論点整理(DP)が公表され、基準の公開草案(ED)が続いて公表されそして基準(Standard)が最終的に公表されるというのがわが国のみならず、国際的にも共通したプロセスです。
ASBJの「公表した会計基準」のページをご覧ください。
ASBJの「現在開発中の会計基準に関する今後の計画」のページをご覧ください