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原価について その1

管理会計はもともと原価計算が応用発展してきたということもできます。原価を計算するわけですので、その計算対象となる「原価」は原価計算や管理会計の最も根本的で重要な言葉です。

 原価、特に製造原価は材料費、労務費、経費という形態別分類は原初的な分類ですが、経営管理の観点からは固定費・変動費、直接費・間接費、責任可能性の有無、キャッシュを伴う原価か否かという分類の方が重要性を増していると考えます。

 そうした原価についてわかりやすく解説していきます。

原価の分類について考える

 管理会計の重要なテーマでもあります原価の分類についてお話ししてみました。

正確な原価などない

 この製品の原価は1000円でというような言い方が日常的にはなされます。ただ、管理会計上はそれは正しくはない言い方になります。なぜ、正しくないかをラーメンの原価の説明でわかりやすく解説してみました。

原価分類 変動費と固定費で考える

 原価は固定費と変動費に分解することが経営管理の面からは重要になります。すなわち、コストを固定費と変動費に分解することにより、売上高が何倍になれば利益が何倍になるというシミュレーションが可能であり、「正確な原価などない」という指摘にも納得できることができます。

固定費があるために・・・

 固定費があるために、利益がみえないということがあります。それがなぜ起きるかかを具体的なわかりやすい説例で説明してみました。
 経営管理上は原価は変動費と固定費とに分解して可視化しないと有効なものとはならないということがおわかり頂ければ幸いです。